地震を感じる場合、最初から巨大な揺れを感じない場合もあります。人々は、地震が大きな揺れに発展するかどうか、息をこらして待ちます。その瞬間、「大きな揺れに発展したら、自分が何をすべきが」を考えましょう。大きな揺れの最中には、何もできないケースも多いのですが、身の安全を第一に考えて行動してください。 |
★「その時」とった行動 | |||||||
阪神・淡路大震災時に人々はどんな行動をとったのでしょう。10人に4人は「何もできなかった」のです。 | |||||||
● | 何もできなかった | 39.5% | |||||
● | 布団をかぶった | 28% | |||||
● | 自分の身を守るのに精一杯 | 20.5% | |||||
● | 家族をかばった | 16.5% | |||||
● | 外に飛び出した | 9.3% | |||||
● | 火元の点検・始末 | 8.5% | |||||
● | 家具などの転倒を防いだ | 2.6% | |||||
● | 机の下に隠れた | 2.4% | |||||
● | その他 | 4.2% | |||||
● | 不明 | 5.9% |
1、自分と家族の身を守ろう | |||||
揺れが収まるまで、机の下などに身を隠し、座布団や雑誌などで頭を保護します。 |
2、すばやく火を消そう | |||||
ガスや石油ストーブの火をすばやく消し、電気器具のコードはコンセントから抜きます。元栓や電気のブレーカーもオフにします。 |
3、あわてて外へ飛び出さない | |||||
あわてて外へ飛び出すと、落下物や転倒物で危険です。外にいる場合は、建物の中に身を移すようにしましょう。 |
4、あわてずに出口を確保しましょう | |||||
いつでも外で飛び出せるように窓やドアを早めに開け、モノを挟むなどして次の揺れに備え、避難時の出口を確保してください。 |
5、避難に躊躇はいらない(山崩れ・津波に注意!) | |||||
山・ガケ崩れや津波の危険地域では、危険は自分で判断しすぐに避難の準備をして行動をとってください。「避難勧告」を待つ必要はありません。 |
6、避難は最小限の持ち物で | |||||
避難路の状況によっては、移動が困難な場合もあります。最小限の荷物で身軽に避難しましょう。 |
7、隣近所に声をかけ合って避難を | |||||
ひとりでの避難より、幾人かまとまって避難するほうが精神的にも余裕ができます。 |
8、協力し合って救出・救護活動を | |||||
移動中も負傷者の状況を観察しながら移動しましょう。 |
9、クルマは左へ | |||||
道路の左側にキーをつけたまま、エンジンを止めて停車しましょう。 |
10.サバイバルへの強い意志を | |||||
周りがどうあろうと、「自分が生き残るのだ」というサバイバルへの強い意志が、生き残っていくための道を開きます。 |